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*小さな声
2008.03.24 Monday | つれづれ | 13:15 | comments(12) | trackbacks(0)
世間では「医療崩壊」「たらいまわし」と騒がれていますが、私が働いている職場も、例外ではありません。
内科医も、ぎりぎりで回していますが、特に小児科医の不足のために、開業時間の短縮もしくは、悪くすると閉鎖される状況に追いこまれています。
小児科は、一次救急の役割を担っているので、ここがなくなると、救急車は地区外の病院に搬送することになってしまいます。
救急なのに、地区外?夜中でも40分はかかります。
おかしいでしょう?
へんな世の中です。考えただけでも怖いです。

私の職場は、入院施設がないので、入院の必要な患者さんは、こちらで入院先をさがすのですが、なかなか受け入れ先がみつかりません。
それも、特に小児科です。
小児科のドクターが当直をしている病院がないのです。
なので、隣県の小児科救急病院に搬送することがしばしばで、そのたびに私たちナースは救急車に同乗します。
喘息で呼吸困難の子供や、痙攣が治まらない子供を小1時間かけて運ぶ…こんな恐ろしいことはありません。

内科は小児科に比べたら、まだ受け入れが確保できている方ですが、それでも、「手術にはいっている」「救急車がきて処置中」といって断られるときがしばしばです。

ひどいのは、産科です。
妊娠中の患者さんが来られたら、お手上げです。
来られないことを祈るしかありません。

私たちがこれだけ苦慮しているのだから、救急隊の苦労ははかりしれません。

もっと人員と施設を増やすべきです。
採算がとれず、つぶれていく病院が多いのなら、国が援助をすべきです。
いらないところで使わないで、必要なところで使ってよ!
どうしていつも、市民にしわよせがくるんでしょう。

たらいまわしにされる患者さんも、そして医療従事者も悲鳴をあげています。

救急車がはいると、医者と看護婦はそちらの処置に取られます。
私たちだって、一人でも多くの患者さんを診てあげたい。断りたくないんです…
悔しくてたまりません。


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2018.08.16 Thursday | - | 13:15 | - | -
Comment
ピンキーママさんへ


ピンキーママさん、こんにちわ!
いつも楽しく読ませていただいています。

>小さな小さな大きな声
ピンキーママさんに勇気をいただけたからこそ、あげることができました。ありがとうございます。

hiraさんが言われた言葉、
『知っている者には責任がある』
知ってる人が実情を知らせないとだれが知らせるんでしょう〜。
そう、責任があるんです。
私たちは、もう、どんどん声を上げないといけない現状にきているんだと思います。

>みんなあわせて大きな声にして
世の中が良い方向にベクトル転換して
ほしいものです。

ピンキーママさんは、私が言いたいことをちゃんとわかりやすく的確に言葉にしてくださるので、とてもうれしいです。
まったくもって、同感ですo(^-^)o

小さな声がまた小さな声を呼んで、大きな声になってくれますように…
がんばりましょうね^^
| | 2008/04/10 7:24 PM |
一個さん、こんばんは。
久しぶりに訪問になってしまいました。
小さな小さな大きな声を上げてくださったこと、
心強く思います^^
私も、小さな小さな大きな声を上げ続けて
いきたいです。
結局、人、なんですよね。
制度を作るのも、変えていくのも、
みんなあわせて大きな声にして
世の中が良い方向にベクトル転換して
ほしいものです。
おそらく、一個さんと私は、似たような
フィールドで働いているんだと思います。
おんなじ気持ちで、共感です。
救急車、呼ぶ方のモラルの決如は、本当の
救急患者を危険にさらします。
そして、小児科、産科の鬼気迫る状況を
理解し、夜間救急の負担を減らさなければ
患者様も医師も看護師も、危険にさらされます。
たらいまわし、は、一箇所直すだけでは
なくならないと思います。
政治が、人に優しく、そして、人が人に優しく
なっていかないと・・・・・・。
なにしろ、このままでは医療崩は
避けられませんよね。
| ピンキーママ | 2008/04/09 9:54 PM |
さくらさんへ


さくらさん、小さな声に心強い応援コメントをいただきましてありがとうございます。


>救急事業はボランティア精神
実際、採算があわなくて、閉鎖に追い込まれる病院が多いです。
うちも例外ではなく、現在人員の削減を主にコストの削減に必死です。
これ以上、人員を削減されたらもうアウトです。
質のいい医療は絶対に提供できなくなります。

>出生率の低下
産む場所さえ減っていて、病気のとき診てくれる病院もない…
低下するのは当たり前ですよね。
安心して子育てができる世の中ではありませんもの。


なんにも変わらないかもしれないけど、私の知っていることをみなさんにお伝えして、現状を知っていただきなにかを感じていただけたらうれしいです。
| 一個 | 2008/03/27 1:00 PM |
救急病院のお世話になりながら大きくなった私には
この関連の報道はびっくり!でした。
いつでも救急病院は開いていて、受け入れてくれるものだと思っていたからです。
救急事業はボランティア精神で維持している現状があると聞きました。
そうならざるを得ない現状を、国は考慮すべきです。
ましてや、この出生率の低下が問題になっているのに
産む場所さえ減っているという現状。
夜中の出産は特に難しくなっているといいます。

現場の声を聞かせてくださる勇気を応援します。
多分、みんなもなんとなく「おかしいぞ。。。」と感じているのではないかと思います。

私には聞こえる気がするのです。
心の中で叫ぶ声が集まって存在する、音なき大きな声が。
みんな待っているのではないでしょうか。
どこかで感じている音なき大きな声を、聞こえる小さな声として耳にすることを。
その小さな声が集まって、実在する大きさの声となることを。
| さくら | 2008/03/27 3:22 AM |
whiteさん、コメントありがとうございます。
本当に、うれしいです。

ここにもきてくださっている「ピンキーママさん」は、小児科のナースとして、世間にきちんと声をあげているのに、私はなかなか勇気がでなくて躊躇していました。自分の中で、仲間内で…なんか変・とても怖い・どうなるの…?と思いつつ、そのままにしていました。
でも、今回「ピンキーママさん」の勇気を少しだけもらって、私も小さな小さな蚊のなくような声を上げてみました^^

小さな声が集まって、大きな声になって、この現状がすこしでも変わって欲しい…そう願って!



whiteさんのお父様、そうだったのですね…助かるかもしれなかった命を、そういう外的理由であきらめざるをえなかったご家族の思いは、私なんかには想像もできないくらい辛いものだったでしょう。
本当に本当にお気の毒でなりません。


厚生省の大臣の家族が、たらいまわしの状態にされたら、変わるんでしょうか?
大臣の命も私たちの命も同じ重さなのです。


私たち医療従事者は、ひとりでも病気で辛い方々の助けになりたい
そういう思いがあるからこそ、どんな辛い労働にでも耐えることが出来ます。

この思いを 萎えさせないでほしい
あきらめさせないでほしい…

いえ、あきらめません!もう少し、がんばってみます。

| 一個 | 2008/03/26 12:14 PM |
hiraさん、コメントありがとうございます。

『知っている者には責任がある』
この言葉、胸に深く刻みました。
そうですよね、知っている私たちが声をあげないでどうやってみんなに伝わるんでしょう…。
伝わらなければなにも変わりません。

>感じたことをその時その時、できるだけ言葉にする
とても大切なことですね。
でも、それさえも、できなくなっていました。
実は最近、無力感とジレンマにさいなまれ、この仕事から離れようかとも思っていたのです。

でも、ここでみなさんとお話してみて、ファイトがわいてきました。
なにも出来ないかもしれないけど、もう少し、がんばってみようと思います。


| 一個 | 2008/03/26 11:49 AM |
一個さんの現場の声が心に響きます。
最近この件の報道、ドキュメント番組はひんぱんにあっています。
こんなこと、許せない・・・って思いつつも、どうしたらいいの?と
結局なにもしないまま。
けれど、小さな声が集まれば、大きな声になって、政治を動かせるかもしれませんね。

他人ごとではないです。
大切な命。
私の父も出張先で救急車がこなくて、治療が手遅れになったのだそうです。
もしかしたら、助かっていたかも・・・と母はいまだに忘れていません。

道路がどうだ・・・とか国会で騒いでいますが、その道路も本当に
命にかかわる道路の建設なのか疑問だらけです。

国も税金の付き合い方、真剣に見つめなおしてほしいです。

具合の悪い方は、一個さんたち看護師さんたちがたよりです。
大変なお仕事ですが、どうか今のお気持ち忘れないで、力になってあげてください。
| white | 2008/03/26 9:39 AM |
一個さん、現場でがんばってらっしゃる方の生の声は貴重だと思います。
ブログは個人的な場所でありながら、開かれた場所でもあると思うのでどんどん率直な思いを聞かせていただきたいです。

医療の問題は、政治の問題ですよね。
すべてが、『税金』の使われ方ということで、繋がっている…
今、テレビで殺傷事件のことが大きく取り上げられていて、警察が非難を浴びています。
何故質が落ちているのか?人件費削減という単純な問題から発生しているということに目を向けない限り意味がないのになあ・・・とため息が出てしまいました。
それは、数年前に娘が帰宅途中に痴漢にあって、交番のおまわりさんといろいろ話をしたことで、現場の過酷な実態を知ったからです。
背筋が寒くなるような実態でもありました。
結局、問題を掘り下げていない・・・報道の欠点でもあるし、私たちの欠点でもあるんでしょうね。

一個さん、『知っている者には責任がある』と聞いたことがあります。
厳しいなあ、そんなこと言われても・・・と無力感を抱きつつ、感じたことをその時その時、できるだけ言葉にしていきましょうよ。
| hira | 2008/03/25 1:55 PM |
kazzさんへ


>色んな意味で不器用かもしれないけど真面目
kazzさん、悲しいかな当たってます^^;
もうこの性格、ほんとに困ってます。でもこれで○十年も生きてきたのですから、仕方ありません…。
でも、友人からはこれでも「丸くなった」と言われるんですよ^^
こんな私でも、素敵なんて言って貰えるなんて・・・ありがとうございます(#^.^#)

>声を大にして主張しなくてはいけません。
そうですね…。
搬送先が決まらず、不幸なことになるなんて、絶対にあってはならないのです。

現場の声をもっと国のトップにわかっていただきたいです。


| 一個 | 2008/03/25 11:27 AM |
一個さん、こんばんは。
こちらでコメすることではないしこれ以上は書きませんけど、ホントごめんなさい。

一個さん・・・色んな意味で不器用かもしれないけどホントに真面目な方なんだなぁ・・・ってつくづく思い知らされちゃいました。
とっても素敵です。・・・ってラブレターかこれは?!(照)

医療の問題は本当にもっと声を上げていかなくてはいけませんよね。これから益々高齢化が進むのが明白な日本の社会で、医療福祉の問題が蔑ろにされて良い訳が無い。
私たちの親の世代の為にも、そして自らの世代の為にも、さらには子どもたちの世代の為にも・・・。

声を大にして主張しなくてはいけません。
こればかりは大声を上げるのに遠慮はいらない・・・。




| kazz | 2008/03/25 12:29 AM |
kazzさんへ

kazzさん、こちらこそすみませんでした^^;

この件、kazzさんにスパッと切ってもらって、すっきりしました。
私、思ったことを伝えることがどうも苦手で…

厚生労働省の体たらくには、あきれて気が抜けますが、でもこのままじゃいったいどうなるのか…
本当に崩壊しかねます。

なにかの映画ではないですが、うちの病院のトップにも
「現場をみてください」と何度も陳情してるのですが、なかなか改善しません。いなかの小さな病院でさえこんな具合だから、国を動かすのってドンだけ大変か〜。
でも、なにもしないであきらめることのほうが罪ですよね。
いつもブログで仲良くしてくれているピンキーママさんの勇気を少しだけわけてもらって、ちいさなちいさな声を上げてみました。
| 一個 | 2008/03/24 6:34 PM |
こんにちは。色々お騒がせです。

この問題。正直余りピンと来ていなかったところもあったのですが、一月に東京多摩地区で95歳のおばあさんがたらい回しにされて亡くなると言うニュースが流れ他人事ではないんだと感じました。
私の住む多摩地区でも名前の通った病院(それも3次医療救急施設も含まれていました)の幾つかもまたその対応だったという事で、いささかショックでもありまた現実の厳しさを感じた次第でもあります。

もはやその地区のみで対処できる問題でもなく、また日本全国での救急救命医・小児科医・産科医の不足は、そのハードさゆえになり手がいないという現実を鑑みても、大所高所から大鉈を振るわなければいかんともし難い所まで来ているものと思われます。

しかしその急先鋒となるべき厚生労働省があの体たらくじゃぁ・・・。

今ここに現場に携わってらっしゃる一個さんの悲鳴に近い声がここにあります。
私たち一般人が出来る事は大きな声を上げる事。
一人の声では届かなくてもたくさんの声が集まれば力になる。
世間には自らの利権や権益を守ることばかりに一所懸命な議員や役人がたくさんいるのも事実のようですが、対して心あるセンセイ(あえてこう呼ばせて頂きます)や公務員さん(あえてこう・・・うるさい・しつこい!)もたくさんいるはず。
そう云う方々の力になれるように、声を上げるべき時だと思います。

どこかの都知事(一人しかいないけど)の如く、老人福祉手当や老人医療費助成をばっさりと斬捨てて平然としていられるような人を選んでしまうような愚行を、他所の方々はしないようにしましょう・・・。
| kazz | 2008/03/24 5:59 PM |
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